
KOKUTO DE LEQUIO
泡盛蔵の瑞穂酒造とバーテンダー世界一の称号を持つ後閑慎吾氏との共同開発!琉球泡盛と沖縄の黒糖とラムから産まれた、世界初の黒糖リキュール。甘く香ばしい風味に、クリーミーな余韻が特徴的。さとうきび由来のフル-ティさも。
SPEC
原材料:さくら酵母仕込みの泡盛、黒糖ラム、西表島産黒糖、与那国島産黒糖
容量:500ml
アルコール度数:20%
DETAILS
沖縄の伝統素材を世界へ。泡盛と黒糖、黒糖でつくるラムを原料とした世界初のリキュール。沖縄のさくらの花から採取した酵母でつくるフル-ティーな泡盛をベースに、異なるキャラクターを持つ西表島、与那国島の黒糖を丁寧に溶けこませました。さらに、黒糖の風味をより引き出すため、黒糖からつくるラムを少量ブレンド。
泡盛とラムというボディのあるベーススピリッツに、西表島の黒糖が持つ濃厚でクリーミーな旨味、与那国島の黒糖由来のビターな余韻のアクセントが加わり、これまでにないリキュールが完成しました。
【開発背景】
600年の歴史を誇るとされている琉球泡盛。かつては琉球王府管理の下、献上品やおもてなしのお酒として、王国を支えたロイヤルスピリッツでした。一方沖縄黒糖は、製糖方法が琉球に伝わり今年で400年の節目を迎えます。泡盛と黒糖は、沖縄が誇る伝統的な産物であり、沖縄のシンボルです。しかし、これらの素材は海外でまだほとんど知られず、さらにはコロナ禍などの逆風も重なって、泡盛と黒糖、ともに売り上げが大幅に減少、国内においても苦戦が続いています。とりわけ黒糖は年間2000tにのぼるとされる在庫問題や、さとうきび生産者の高齢化や後継者不足が深刻です。2022年 3月のEl Lequioオープンをきっかけに、泡盛と黒糖を取り巻くこの状況を知ったSG Groupファウンダーの後閑信吾氏がこの2つの素材をベースにしたリキュールを発案。仲里彬氏の全面協力のもと、共同開発がスタートしました。ベーススピリッツは、様々なアプローチを試した結果、沖縄のさくらの花から採取した酵母でつくるフル-ティーな泡盛に、黒糖の風味をより引き出すため黒糖でつくるラムを少量ブレンド。黒糖は、土壌の違いで離島8島でもそれぞれ風味が異なる中から、仲里氏とEl Lequioバーテンダー、そして後閑氏が何度もテイスティングを繰り返し、最終的に西表島と与那国島の2種に決定。それぞれのキャラクターが響き合う印象深いリキュールが完成しました。
【究極の引き算】
「泡盛と黒糖を合わせたリキュールが、なぜこれまでなかったのか。後閑さんのように、世界チャンピオンのバーテンダーであれば、泡盛と黒糖を使ったリキュールとはいっても、例えばパイナップルのようなトロピカルフルーツを活用するなど、もっと様々な引き出し、アプローチがあったはず。でもおそらく、引き出しが多い後閑さんだからこそ思いついた、引き算の発想なんだと感じました。」(仲里彬)一般的にリキュールは無味無臭に近いベーススピリッツへ、さまざまな香料や添加物を加えることで多様な風味を表現しますが、「KOKUTO DE LEQUIO」はその真逆の発想。泡盛のベーススピリッツとしての可能性と、さとうきびをそのまま煮詰めた黒糖本来の味わいを追求することで生まれた、シンプルでありつつ素材のポテンシャルを最大限に生かした“究極の引き算”のリキュールです。
【KOKUTO DE LEQUIO=琉球の黒糖】
商品名は直訳すると“琉球の黒糖”。⼤航海時代に到来したスペイン⼈とポルトガル⼈が琉球を“レキオ”と呼んだことに由来します。また黒糖はBrown Sugarと訳されることがしばしばありますが、沖縄の黒糖はそれとは別物。正式な英訳がなく、国外ではほとんど浸透していない中で、あえて商品名に「KOKUTO」を表記。泡盛、黒糖、そして沖縄の魅力そのものを伝えていくミッションを商品名に込めました。
【ラベルデザイン】
El Lequioのコンセプトでもある “沖縄と南米のつながり”をテーマに、大洋と陽光を全体にイメージ。紅型の色彩をベースに、シーサーやハジチといった琉球文化の要素を配置するとともに、SG Groupの他のプロダクトでも使われている「進化する伝統」「共有と感謝」の文言をスペイン語で挿入。2つの文化を融合することで、グローバルなバーシーンに通じる壮大な世界観を表現しました。デザインはバンクーバーのBenjamin T. Stone。(メーカー資料参考)
MAKER & CRAFTER
瑞穂酒造(沖縄)
琉球国王尚泰王即位の年、1848年首里の地で創業。170年余の歩みにおいて、常に道を切り拓き泡盛の文化を創ってきた。酒蔵へ龍が舞い降りる夢を見たことから築かれた天龍蔵は、県内で随一の規模の64万リットルの地下貯蔵タンクを有し、いち早く古酒造りに着手、古酒の魅力を届けてきた。「一口で沖縄の魅力が伝わるクラフトジン」をコンセプトに、沖縄県は日本で一番早く桜が咲く地、沖縄のさくら酵母仕込みの泡盛を使ったジン「ORI-GiN1848」シリーズを展開。2020年11月には、泡盛づくりの技術を再構築し、先人たちが受け継いできたこの伝統的素材のさとうきびを主原料とした、ラムを開発するプロジェクトチーム「ONERUM」を結成。ロンドンで50年以上に渡り開催されている酒類の品評会・インターナショナル ワイン&スピリッツ2021にて、3アイテムがゴールドを受賞、3部門8アイテム受賞している。
SG Group
ファウンダー後閑信吾が率いるBARカルチャーカンパニー。世界や国内のコンペティションで実績あるバーテンダーが多数活躍。 バーの境界を越えた新しいコンセプトのバーを国内外で開発・運営し The World’s 50 Best Bars において世界一の受賞回数を持つ。